京都府、宮津市、伊根町、与謝野町及び天橋立を世界遺産にする会では、日本を代表する文化景観である天橋立を保全し、美しい状態で次世代へ引き継いでいくため、世界遺産登録を目指しています。 天橋立の魅力と、未来に継承し守り育てていくべき地域の宝であることを、広く府民に知ってもらおうと、京都市内で初めて開催しました。
日時:平成30年2月4日(日)13時30分から
場所:京都府立京都学・歴彩館
花園大学教授の福島恒徳先生から 「天橋立図には、宗教的空間として成相寺や籠神社、智恩寺など周辺の神社仏閣が数多く描かれており、神仏の聖域として天橋立を見ていたのではないか」と、雪舟が描いた国宝「天橋立図」について解説していただきました。
同志社女子大学教授 山田邦和先生は「府中には国府が置かれ、水上交通の要衝として栄えたこと。天橋立は単なる自然の名勝地であるとか、宗教的な聖地というだけにとどまらず、天橋立を中核として都市が築かれた。」とのお話をいただきました。