天橋立憲章
平成21年4月12日(日)、クリーンはしだて1人1坪大作戦の場において、天橋立憲章制定発表会が開催されました。
天橋立憲章は、「天橋立を守る会」が制定したもので、今まで天橋立を保全するための具体的な規制がなかったため、天橋立を保全していくためのルールを明文化したものです。
こうしたルールを、私たち自身が守るのは勿論ですが、憲章の存在を人々に伝え、広めていくことが大切です。この憲章を常に心に留めていただき、何かの機会には、人々に伝えていただければと思います。
天橋立憲章
白砂青松 天橋立、この美しい姿は、「神が住み給える聖地」として先人達が大切に守り受け継いできた地域の財産です。
百人一首にも収められた小式部内侍が母を焦がれて詠んだ歌、雪舟の宇宙観が思う存分に表現された国宝『天橋立図』、与謝野晶子が辿りついた最後の吟遊の地、天橋立はそれぞれの時代の文人墨客の感性を磨いてきました。
ふるさとの、そしてこの地球(ほし)のかけがえのない宝物である天橋立を、心の聖地として美しいまま次世代へ繋いでいくため、より多くの人々が天橋立を知り、守る気持ちを育むために、ここに「天橋立憲章」を掲げ、すすんでその精神を生かすようにつとめます。
天橋立の美しい姿を未来につなぎましょう
ゴミを持ち帰り、みんなの施設をきれいに使います
たき火、花火、バーベキュー、キャンプなどをおこないません
天橋立の中での歩きたばこやポイ捨てはしません
天橋立の貴重な財産を守りましょう
天橋立の草木を折ったり持ち帰ったりしません
海や砂浜、海岸を汚したりこわしたりしません
野鳥や動物などを驚かせません
天橋立を大切に思う心を育みましょう
天橋立の多様な価値を学び大切にします
天橋立の保全活動などに積極的に参加します
天橋立をふるさとの宝物として誇りを持ちます
天橋立の保全の輪を広げましょう
天橋立を多くの人に知ってもらいます
天橋立を愛する気持ちを伝えます
天橋立を訪れる方々をあたたかく迎えます