活動記録
天橋立を世界遺産にする会の取組みをお知らせします。
活動 | 平成25年度 | ||
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平成20年度の活動
きょうと北部21世紀セミナー
「世界遺産と文化交流」
(財)京都府国際センターと宮津市の主催により、国際情勢講演会「きょうと北部21世紀セミナー」を下記のとおり開催し、約100名の参加がありました。
当セミナーでは、外務省広報文化交流部門司部長を招き、「世界遺産と文化交流」をテーマに講演を行いました。
天橋立は「国際的な評価を得る必要がある」等の指摘により、世界文化遺産暫定一覧表への登載が見送られましたが、当セミナーを通じ、天橋立の価値を世界に伝えるための糸口を探りました。
○タイトル
国際情勢講演会 きょうと北部21世紀セミナー
「世界遺産と文化交流」
○開催日時:平成21年3月8日(日)午後1時30分~
○会場:みやづ歴史の館文化ホール
○内容:
◆講演 門司 健次郎 氏(外務省広報文化交流部長)
◆対談
コーディネーター 須藤 眞志 氏(京都産業大学教授)
対談者パネリスト 門司 健次郎 氏
宗田 好史 氏(京都府立大学准教授)
テモテ カーン 氏(国際日本文化研究センター助教)
○主催等
◆主催 財団法人京都府国際センター 宮津市
◆共催 外務省 京都府
◆後援 天橋立を世界遺産にする会 宮津市国際交流協会 日本国際連合協会京都本部
国際交流基金京都支部 京都新聞社 NHK京都放送局 KBS京都 エフエム京都
※ポスター
世界遺産暫定一覧表への文化資産の追加記載に係る調査・審議の結果について
天橋立をはじめとする32件の世界遺産暫定一覧表への追加記載に係る地方公共団体からの提案案件について、文化庁の世界文化遺産特別委員会において調査・審議を行われていましたが、平成20年9月26日、その結果が公表されました。
暫定一覧表記載 文化資産 |
顕著で普遍的価値を持つ 可能性が高いと認められ たもの |
「北海道・北東北の縄文遺跡群」、「金と銀の島、佐渡-」、「九州・山口の近代化産業遺産群」、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」、「百舌鳥・古市古墳群」 | |
暫定一覧表 記載候補 文化資産 |
カテゴリー Ⅰ-a |
提案書の基本的主題を基 に準備を進めるべきもの |
「最上川の文化的景観」、「天橋立-日本の文化景観の原点」、「錦帯橋と岩国の町割」、「四国八十八箇所霊場と遍路道」、「阿蘇」 |
カテゴリー Ⅰ-b |
主題に関する調査研究を 行い、一定の方向性が見 えた段階で作業を進める べきもの |
[近世の城郭・城下町関連の文化資産](「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」、「松本城」、「萩」)、[近世の社寺とその門前町関連の文化資産](「善光寺と門前町」)、[近世の教育資産](「水戸藩の学問・教育遺産群」、「足利学校と足利氏の遺産」、「近世岡山の文化・土木遺産群」)[近世の街道と宿場町関連の文化資産](「妻籠宿・馬籠宿と中山道」) | |
カテゴリー Ⅱ |
主題の再整理、構成資産 の組み換え、更なる比較 研究等を要するもの |
「北海道東部の窪みで残る大規模竪穴住居跡群」、「松島」、「水戸藩の学問・教育遺産群」、「足尾銅山」、「足利学校と足利氏の遺産」、「埼玉古墳群」、「近世高岡の文化遺産群」、「立山・黒部」、「霊峰白山と山麓の文化的景観」、「若狭の社寺建造物群と文化的景観」、「日本製紙業近代化遺産」、「飛騨高山の町並みと祭礼の場」、「近世岡山の文化・土木遺産群」、「三徳山」、「山口に花開いた大内文化の遺産」、「宇佐・国東」、「竹富島・波照間島の文化的景観」 |
残念ながら、暫定一覧表への記載は果たせませんでしたが、「記載候補」とされた文化資産の中では、最上位の「カテゴリーⅠa」にランクされ、高い評価を受けています。
今後も一日も早い暫定一覧表への記載を目指して取組んでいきます。
文化芸術の源泉としての天橋立
~天橋立から発信する世界的文化~
室町時代には雪舟が「天橋立図」を描き、井阿弥原作の「丹後物狂」を世阿弥が改作するなど、多くの文化を産み出した「文化芸術の源泉としての天橋立」を見つめ直し、地域住民が天橋立の持つ魅力を世界に情報発信できるよう、シンポジウムを開催しました。(参加人数120名)
シンポジウムでは、天橋立という場が持つ魅力、天橋立の情報発信力をさらに活用していくことなどについて提言をいただきました。
○タイトル 天橋立まなび舎塾 文化芸術の源泉としての天橋立
能「丹後物狂」・雪舟「天橋立図」―天橋立から世界へ―
○開催日時:平成20年9月13日(土)午後6時30分~
○会場:みやづ歴史の館文化ホール
○内容:
◆オープニング
『読み聞かせ「丹後物狂」』
読み聞かせボランティア「あいうえお」
◆講演
『能「丹後物狂」と世阿弥・井阿弥・義満』
大阪大学文学部(大学院文学研究科) 天野 文雄 教授
◆講演
『世界のなかの雪舟と天橋立図』
多摩美術大学美術学部 島尾 新 教授
◆パネルディスカッション
『情報発信の場としての天橋立』
コーディネーター 京都府立山城郷土資料館 伊藤 太 主任
パネリスト 天野 文雄 教授
島尾 新 教授
宮津市教育委員会事務局総括室 辰巳 幸司 主任
※当シンポジウムは「天橋立まなび舎塾」の第7回として開催しました。
※ポスター
世界遺産講演会
丹後地区広域市町村圏事務組合との共催により、世界遺産『石見銀山』登録までの経過に学び、世界遺産とまちづくりの可能性を多角的に検証すると共に天橋立の世界遺産登録を応援する為の講演会を開催し、約120名の参加がありました。
○開催日時:平成20年7月11日(金)午後6時30分~
○会場:知遊館あじさいホール
○内容:
◆世界遺産事例発表
『世界遺産石見銀山登録までの経過と協働によるまちづくり』
田中純一氏(島根県大田市生涯学習課長 前石見銀山課長)
◆世界遺産応援講演
『走れ!ガリバーくん~~世界遺産への旅』
梅田淳氏(フリーアナウンサー 元関西テレビアナウンサー)
※ポスター
世界遺産登録推進運動
平成20年6月21日(土)の午前に天橋立に2008人の参加者で天橋立を結ぶ「HAND in HAND 天橋立」と同日午後に天橋立について多角的に論じる「天橋立 車座シンポジウム」を開催しました。
(主催:天橋立を世界遺産にする会・社団法人宮津青年会議所・天橋立公園継承準備委員会)
『世界へ羽ばたけ! みんなの天橋立!』を合言葉に、このふるさとを未来へ守り伝えるという想いを参加者全員で手をつなぎ天橋立を結び、天橋立を未来の子ども達へ継承していくことを誓いました。
○テーマ:HAND in HAND 天橋立 ~2008人でつなぐ天橋立
~残そう! 未来の子どもたちへの贈り物
○開催日時:平成20年6月21日(土)午前9時30分~
○会場:天橋立
当日は、2,280人の方に御参加いただき、盛大に開催することができました。 目標としていた2,008人を大きく上回る方が天橋立に集まり、この美しい天橋立を未来へ継承する思いをひとつにできたことは、私たちのこれからの世界遺産登録推進への取組みに大きな励みとなりました。 これからも、みなさまとともに、天橋立について学び、考えていきます。 |
○内容:
・天橋立(大天橋 約2.2キロ)を人の手で結び、未来への掛け橋を作りました。
・京都府知事、宮津市長、伊根町長、与謝野町長、京都府議会議員による松の植樹を行いました。(松は、平成16年台風23号で倒れた命名松の二世松です。)
・天橋立を世界遺産にする会の今井会長がHAND in HAND 参加者を代表して「天橋立宣言」を読み上げ、近隣市町住民を代表して首長がその宣言に署名を行いました。(天橋立宣言の全文はこちら)
・また、京都府知事より天橋立を未来に継承する私たち地域住民に対して応援メッセージをいただきました。
・HAND IN HAND 天橋立の様子(丹後・宮津TVへ)
※ポスター
天橋立 車座シンポジウム
私たちの宝物「天橋立」は3千年とも4千年ともいわれる長い時間をかけて創りあげられた自然の美術品であり、日本文化を代表するその美しい白砂青松の景観は人の手によってこそ造られ、人々の暮らしとともに受け継がれてきました。松と日本文化、天橋立とその周辺の文化的資産そして世界の文化遺産を学び、多角的に論じることでグローカル(グローバル&ローカル)な目線で天橋立のこれからについて車座で一緒に楽しく考えました。(参加者数 約80名)
○テーマ:天橋立車座シンポジウム
「世界の遺産を楽しむ 育てる そして学ぶ」
~人の手がつなぐ天橋立という宝物~
○開催日時:平成20年6月21日(土)午後2時~
○会場:与謝野町生涯学習センター知遊館 あじさいホール
○出演: 白幡 洋三郎 氏 (国際日本文化研究センター教授) 池谷 浩 氏 (財団法人砂防・地すべり技術センター理事長) 伊藤 太 氏 (京都府立山城郷土資料館主任) 真板 昭夫 氏 (京都嵯峨芸術大学観光デザイン学科教授) 今井 一雄 氏 (天橋立を世界遺産にする会会長) |
※天橋立車座シンポジウムは「天橋立まなび舎塾」の第6回として開催しました。
※ポスター
ロゴマークの完成
本会の活動のシンボルとして、天橋立の「天」の文字を背景にデザイン化したロゴマークを作成しました。
今後、各種チラシ、車用ステッカー、名刺シールなどに活用していきます。
※ロゴマークの使用についてはこちらをご覧ください。
世界文化遺産登録市民シンポジウム
地域最大の財産である天橋立の景観や環境を保全するために取組む世界文化遺産登録活動について、市民レベルの意識の高揚を図り、活性化させるためシンポジウムを開催し、約220名の参加がありました。
○タイトル:世界文化遺産登録市民シンポジウム
-keep the green,leave the treasure-
○開催日時:平成20年4月22日(火) 午後7時
○会場:みやづ歴史の館文化ホール
(宮津市字鶴賀2164 電話0772-20-3390)
○内容:
◆第1部 リレートーク「声のコラム -天橋立と私-」
加畑輝行氏((社)宮津青年会議所理事長)
赤松富子氏(宮津美しさ探検隊)
和田義清氏(伊根町商工会青年部長)
大垣忠博氏(与謝野町商工会青年部長)
◆第2部 体験報告「屋久杉の森の使い人柴鐵生が語るあの10年」
屋久杉の森の使い人 柴鐵生氏(上屋久町在住)
◆第3部 講演「作家・藤本義一が語る天橋立」
作家 藤本義一氏
○ 主催 天橋立を世界遺産にする会
天橋立公園継承準備委員会
○ 後援 京都府 宮津市 伊根町 与謝野町
*シンポジウムポスター
クリーンはしだて1人1坪作戦
平成20年4月13日、天橋立を美しく守り育てる取組みとして毎年取組んでいる「クリーンはしだて1人1坪大作戦」が行われました。この取組みは、例年4月に行われており、多くの企業、団体、住民の参加をいただきながら、今回で33回を迎えました。
主催は「クリーンはしだて1人1坪大作戦実行委員会(事務局:天橋立を守る会)」で、本会(天橋立を世界遺産にする会)も、実行委員会の構成団体として参画し、天橋立の環境美化に努めました。
今年は、約1,600人の参加があり、松葉を中心に約3トンのごみを回収しました。
皆様のご協力により、天橋立が美しく保全されています。ありがとうございます。
平成19年度の活動
懸垂幕の掲載
天橋立の世界遺産登録への気運の盛り上がり、天橋立を世界遺産にする会の周知を図るため、懸垂幕を作成し、各所へ掲出しました。
○掲出場所
宮津駅、天橋立駅、野田川駅、宮津商工会議所、伊根町商工会、府中小学校、岩滝小学校、橋立中学校、宮津市役所、伊根町役場、与謝野町役場(岩滝庁舎、加悦庁舎、野田川庁舎)
天橋立世界遺産シンポジウム
日本の絵画・庭園・芸能・詩歌に大きな影響を与え、日本文化景観の原点といえる天橋立を多角的に論じ、天橋立の新たな価値を見出すシンポジウムを開催し、約250名の参加がありました。
○タイトル:天橋立世界遺産シンポジウム
~日本の文化景観の原点「天橋立」~
○開催日時:平成20年3月15日(土) 午後1時30分(開場午後1時)
○会場:宮津会館
○内容:
◆講演
「描かれた天橋立-名所絵から風景画へ」
並木誠士氏(京都工芸繊維大学教授)
「日本庭園の原点と天橋立」
仲隆裕氏(京都造形芸術大学教授)
「天橋立と宗教遺産群」
菱田哲郎氏(京都府立大学准教授)
◆パネルディスカッション
コーディネーター:宗田好史氏(京都府立大学准教授)
パネリスト:
並木誠士氏 仲隆裕氏 菱田哲郎氏
高橋照美氏(立命館大学非常勤講師)
吹田直子氏(京都府立丹後郷土資料館学芸員)
◆会場展示
天橋立名松リバース作品展
天橋立-日本文化景観の原点PR映像の上映
天橋立の取組みに関するパネル展示 ほか
○ 主 催
天橋立を世界遺産にする会
京都府 宮津市 伊根町 与謝野町
*シンポジウムポスター
*シンポジウムの様子(丹後・宮津TVへリンク)
天橋立まなび舎塾
○日程 平成19年12月18日(火)~平成20年2月27日(水)
天橋立が持つ私たちの知らない歴史、隠された価値を多くの人々に再発見してもらうために開講するもので、京都府丹後土木事務所が事務局を務める「天橋立公園継承準備委員会」との共催により行うものです。
天橋立に関心をお持ちの方など、毎回約70~100名の参加をいただきながら、盛況のうちに終えることができました。
今後も、様々な勉強会等を通じ、天橋立の価値をみなさんと一緒にみつめていきたいと思います。
○第1回の開催結果
○第2回の開催結果
○第3回の開催結果
○第4回の開催結果
○第5回の開催結果
(上記は、京都府丹後土木事務所内のページです。)
天橋立を世界遺産にする会 設立総会
○日程 平成19年12月27日(木)
○内容
- 平成19年9月から設立について検討を重ねておりました「天橋立を世界遺産にする会」について、本日、規約を作成し、
設立することを確認しました。 - 役員の選出において、会長、副会長、理事、監事について選出をしました。
会長に就任した今井一雄宮津商工会議所会頭は「ここに住む私たち自身が天橋立の歴史、価値を再認識し、世界遺産に向けた気運を盛り上げるとともに、これを地元から全国、世界へ積極的に発信していきたい」と述べました。 - その他、平成19年度の事業計画及び予算についても審議を行い、当面の取組みを確認しました。